紅白詳報

(6・完)感じた「音楽の力」 もっと「歌」を見たかった

さだまさし=NHKホール
さだまさし=NHKホール

 新型コロナウイルスに、日本が苦しんだ令和2年の最後を飾る「第71回NHK紅白歌合戦」が幕を閉じた。放送日の31日も、ニュースはコロナの恐怖を伝えていた。社会的不安が続く中、「今こそ歌おう みんなでエール」をテーマに掲げた番組では、出演者が熱のこもったパフォーマンスを披露して「音楽の力」を私たちに見せてくれた。

 「国難」ともいえる未曽有の事態で、アーティストたちの紅白に対する思いは例年以上に強かったように感じた。本番前の12月29、30日に行われたリハーサル後の記者会見では、多くの出演者がコロナに言及し、歌に込めるそれぞれの決意を語っていた。

 特に印象に残ったのは、13年ぶりに紅白に出演した、さだまさしさんだ。会見の最後、「歌でちょっとでも前を向けたら。全部後ろ向きじゃなくてほんのちょっとでも前を向けたら、ここは乗り越えられる。というか、乗り越えなければいけないですよね。泣きながらでも乗り越えましょう」と呼びかけた。

 音楽はウイルスを撲滅できないし、身体の栄養になるわけでもない。だが、聞く人の心に思いを伝え、行動する力となる。だからこそ、音楽は時代や国境も超えて愛されてきた。

 ニュースは連日、感染者数の更新を伝えている。安心や安全を第一にするなら、中止という選択もあっただろう。それでも紅白はさまざまな対策を取ったうえで行われた。出演者、スタッフの努力、熱意があったこそだろう。

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