感謝胸に最後の舞台へ フラガールのアウリイ晴奈さん 27日引退

感謝の思いを胸に27日、引退するアウリイ晴奈さん=福島県いわき市(芹沢伸生撮影)
感謝の思いを胸に27日、引退するアウリイ晴奈さん=福島県いわき市(芹沢伸生撮影)

 福島県いわき市のリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」で人気を集めるフラガールのキャプテン、アウリイ晴奈さんが今月27日に引退する。東日本大震災が起きた平成23年10月の初舞台から約9年。地元出身で震災発生時の混乱を知る最後のフラダンサーが一線から退く。

 いわき市で育ったアウリイ晴奈さんは映画「フラガール」を見てフラガールになることを決意、平成23年4月に入社した。しかし、直前の3月11日に東日本大震災が発生、1カ月後にもいわき市は大きな地震に襲われた。地震被害の混乱でステージデビューは約3カ月遅れに。晴奈さんは「初舞台が最も印象深い」と振り返る。その後は、フラダンスで被災者を励ます活動なども続けてきた。

 29年3月にソロデビューし同年9月、キャプテンに就任した。「アウリイ」はハワイ語で「優雅」の意。ハワイアンネームはソロダンサーだけの特別なものだ。チームを引っ張って3年。デビュー10年目を迎え、自身の今後を考えた晴奈さんは、コロナ禍で初舞台が遅れた4月入社の新人のデビューを見届けて引退することを決意した。

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休館で、約4カ月間ステージが中止になった。震災とコロナ禍で2回、舞台に立てない日々を経験した晴奈さんは「お客さまの前で踊れるのが当たり前ではないことと、普通の毎日がどれだけ幸せか思い知らされた」といい「小さな幸せをかみしめながら過ごすようになった」という。

 晴奈さんはフラダンスについて「踊りで相手に思いを伝えられること」が魅力だという。後輩には「応援してくださる方々、支えてくだる方々、仲間…など、人とのつながりを大切にしてほしい」と望み「これからも応援し続ける」とエールを送る。

 引退後、晴奈さんはスタッフとしてハワイアンズに残るが、配属先はまだ未定。でも「今までとは違う形で楽しんでいただけるよう、おもてなしをしていきたい」と決めている。

 「入社から9年8カ月。多くの方々に支えられ、応援していただいて今日がある」と晴奈さん。最終日は「感謝の気持ちを胸にステージに立ちたい。応援してくださったお客さま、身近で支えてくれた家族に見てもらいたい」と願っている。27日夜、晴奈さんは万感の思いで最後の舞台に臨む。

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