命の選別「トリアージ」に直面する高齢者 コロナ禍が問う死生観に「人生会議」の必要性(2/3ページ) - イザ!

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命の選別「トリアージ」に直面する高齢者 コロナ禍が問う死生観に「人生会議」の必要性

 そうした患者さんに対し、医療崩壊となれば、医者は「トリアージ」(命の選別)を行わなければなりません。年齢などを考え、誰を救うかを医者が決めるのです。イタリアなどの欧州では、実際にそれが起こりました。日本でも医療が逼迫(ひっぱく)すればそうならざるを得ません。

 実際、知人の医者はこう本音をもらします。

 「このままいくと、本当にそうなる。それだけはしたくない」

 そこで、私が言いたいのは、「人生会議」の必要性です。この言葉は最近ようやく定着してきましたが、もともとは「ACP」(アドバンス・ケア・プランニング)と言われていたもので、どこまでの終末医療、つまり人工呼吸器を付けるかどうか、胃ろうを付けるかどうかを、あらかじめ決めておくということです。

 近年は、延命治療の無駄が指摘されたこともあり、患者さんの意識も変わりました。自分の意思で、延命治療を行わない人が増えました。しかしそれでも、すべて医者まかせの患者さんと家族は意外と多いのです。

 全国には、終末期患者を大量に受け入れている病院があります。死に場所に困った家族の要望を受け、75歳以上なら「後期高齢者医療制度」が使え、月10万円ほどで済むのでニーズがあります。一方で、病院側は高度な治療をする必要がないのでコストがかかりません。こうした病院にはたくさんの寝たきり患者さんがいます。もし、クラスターが発生すればコロナ病棟はあっという間に埋まるでしょう。

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