居酒屋さん、寒くても窓を開けよう! 「空気感染防止」のコロナ対策と経済活動の両立

 ところが、新型コロナウイルスが空気感染することはこれまで一般には知らされず、政府や自治体、専門家がメディアを通じて強調する対策はもっぱら、物体や人との接触や、くしゃみなどによる飛沫による感染を防げだった。

 接触感染があるから電車のつり革をつかまない、オフィス、店頭、レストランなど至るところで消毒液を手先にかける。飛沫で感染するからジョギングでもマスクを付けろ、スーパーのレジは仕切り板、旅館やレストランなどの従業員はマスクをつけ、さらにフェースガードで二重武装する。

 これらに感染防止効果がないわけではないだろうが、過剰防衛どころか、冬場の空気感染には無力になりうる。だって、マスクをしていても、鼻のあたりに隙間があれば、軽くなったウイルス粒子はやすやすと呼吸器に吸い込まれる。仕切り板やフェースガードを装着しても、ウイルスを含んだ空気の流れを加速させかねない。

 そうなら、適切な対策は打ち出せる。しっかりと隙間のないようにマスクを付けるように心がけて電車やバスに乗る。居酒屋は多少寒くてもドアを開けっ放しにして、外気を取り入れる、などだ。

 グラフは国内で確認された感染者数と飲食店利用客(前年比)の推移である。居酒屋など、ファストフード以外の店の客数は感染速度と高い相関度があり、これではやばい、と足が遠のきかねない。要は空気感染防止、居酒屋さん、寒くても窓もドアも開けっ放しにしよう。(産経新聞特別記者・田村秀男)