男子ゴルフのメジャー、マスターズ・トーナメントは15日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、ウッズがアーメンコーナーにはまった。クリーク越えの名物ホール12番(パー3)。まさかの池ポチャ3度で、自己ワーストの10打をたたいた。
「風を読み間違えた」
ティーショットをグリーン手前のクリークに落とし、ドロップした3打目はグリーンを捉えるもバックスピンで再び水中へ。グリーン奥のバンカーから左膝を大きく曲げて放った6打目もグリーンを勢いよく越えて、3度目の水没。1980年大会でトム・ワイスコフ(米国)がワースト記録の13をたたいた難ホールで、悪夢の9オン1パットとなった。
しかし続く13番(パー5)で1つ戻し、15番(パー5)からは4連続バーディーで76まで持ち直して最後に昨年覇者の意地を示した。38位の結果に「連覇できなくてとても残念」と振り返ったが、試合後に優勝したD・ジョンソンにグリーンジャケットを着せて「彼はすばらしいアスリート。苦しいときも冷静でいられる」とたたえた。5カ月後に悔しさを晴らす。