男子ゴルフのメジャー、マスターズ・トーナメント最終ラウンド、後続に5打差をつけ18番を迎えたダスティン・ジョンソン(米国)。短いウイニングパットを沈めると、キャディーを務めた弟と抱き合った。オーガスタから車で1時間ほどのサウスカロライナ州出身。「子供のころからマスターズに勝つことを夢見てきた」と言葉を詰まらせた。
4打リードで臨んだ最終ラウンドも世界一の力を発揮した。4、5番のボギーで後続と1打差になったが、6番で2メートルのバーディーパットを決め、「落ち着いた」。パワフルなショットは安定感を増し、徐々にライバルを引き離す。13番からの3連続バーディーで勝負の大勢を決め、大会最少スコアも塗り替えた。
これまでメジャーでは惜敗も目立った。大きなタイトルを得て「これからもっと勝てると自分を信じている」と笑顔で語った。(共同)