三井住友VISA太平洋マスターズ第2日(13日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)首位に6打差の36位から出た木下稜介(29)=ハートランド=が1イーグル、5バーディー、ボギーなしの63をマーク。通算5アンダーで小斉平優和(22)=太平洋クラブ、チャン・キム(30)=米国=と並び、首位に立った。石川遼(29)=CASIO=は67と伸ばし、通算4オーバーの39位で予選を通過した。
◆自己ベスト「完璧」
霊峰富士が見守る名コースで爆発した。自己ベストのスコアで、木下が首位に浮上した。
「完璧なプレー。全体的によくて何も考えずにラウンドできた」
インスタートの10番(パー4)でピンまで1メートルにぴたり。11番(パー4)ではピン奥から10メートルを沈めて勢いに乗った。3番(パー5)では残り285ヤードから3番ウッドで4メートルにつけてイーグルを奪った。「63」はツアーでの自己ベスト。2018年のコース改修後では昨年、金谷拓実(東北福祉大4年)が第3ラウンドでマークしたコースレコードに並んだ。
今大会の優勝者には来年1月の「ソニーオープン」の出場権が与えられる。石川遼、松山英樹(LEXUS)らと同じ1991年度生まれの木下は「優勝してソニーオープンも経験して(出場権を持つ来年の)全英を迎えられれば」。同年代のライバルのように世界に羽ばたく。(川並温美)
【太平洋2日目】
13日午前8時30分スタート▼天候=晴れ、気温17・6度、風速2・8メートル▼コース=静岡・太平洋C御殿場C(7262ヤード、パー70)▼参加=84人(うちアマ5人)▼賞金=総額1億2000万円、優勝2400万円▼グリーン=ベント