その他の写真を見る (1/12枚)
TOTOジャパンクラシック最終日(8日、茨城・太平洋C美野里C=6554ヤード、パー72)国内復帰2戦目の渋野日向子(21)=サントリー=は今季初のボギーなしの2バーディー70で回り、通算6アンダーの30位だった。首位から出た申ジエ(32)=韓国=が通算19アンダーで今季2勝目。ツアー通算26勝目を史上9人目のノーボギー優勝で飾った。笹生優花(19)=ICTSI=が3打差の2位に入った。
◆「めっちゃ悔しい」けれど…
強気で明るい渋野が戻ってきた。海外6試合を含め、今季9試合26ラウンド目で初となるボギーなしラウンド。だが、復調気配の自身12度目のボギーなしにも第一声はダメ出しだった。
「めっちゃ悔しい。後半は全部パーオンしたのに1個も決められなかった。何回こんなことを繰り返すんだろう」
バーディーは6番(パー4)と9番(パー5)の2つだけ。「まったく危なげなかっただけにイライラする」とぼやいた直後に気がついた。「それだけショットがよかったということか。パットは悔しいけど、ノーボギー。自分を褒めてもいい!」。ラウンド中のもぐもぐタイムも復活した。
◆22歳バースデーまで1週間
初日はアンダーパー、前日は60台、そしてこの日はボギーなし。いずれも今季初を積み重ね、2カ月間の海外で失いかけた自信を少しずつ取り戻している。今週の「伊藤園レディス」最終日の15日は22歳の誕生日。バースデーを自ら祝う準備が整ってきた。(臼杵孝志)