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押しも押されもせぬトップ女優、竹内結子さんの急死に日本中が衝撃を受けている。今年はコロナ禍という特殊な状況のなかで、SNSで誹謗(ひぼう)中傷された女子プロレスラーの木村花さん(享年22)のほか、俳優の三浦春馬さん(享年30)、女優の芦名星さん(享年36)、俳優の藤木孝さん(享年80)ら著名人の自殺とみられる死も相次いだ。どのような原因や背景が考えられるのか。精神科医ら専門家に話を聞いた。
竹内さんは自宅マンションの寝室で首をつった状態で発見された。ヒガノクリニックの院長で精神科医の日向野春総氏は、「飛び降り自殺の場合、精神的に追い込まれた対象に近い建物などから飛び降りるケースが多く、攻撃性をはらんでいる。一方、首つり自殺はさまざまな要因に追い込まれ、精神的に行き詰まったことを申し訳ないと思う心理も働くことが多い。鬱状態の患者にも多くみられる」と分析する。
遺書は見つかっていないとされているが、日向野氏は「衝動的に自殺に至った可能性もある」と語る。
今年はコロナ禍で全国的に営業自粛や在宅生活を余儀なくされたが、芸能界も撮影の休止や舞台の中止、延期などに追い込まれた。竹内さんは1月に第2子を出産したばかりだった。