--米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を続けるのか
菅氏「やはり国と国との約束。それと同時に、現在の普天間飛行場、まさに世界で一番危ないといわれる飛行場があるわけですから、普天間の基地。そして、周りには住宅が密集してますよ。その危険除去のために、県内に移そうということで、この辺野古移設というのは、決まってきたんです。地元の知事も市長も、これを公表してくれました。そういう中で、普天間がいい。これも私たち、政権の座に就くまで、実は埋め立ての申請さえできていなかった。15年ぐらいですよ。
で、申請をして当時の知事から承認をいただいて、今、やっているわけであります。ですから、普天間飛行場の危険除去を考えたときに、辺野古建設というのは進めていくべきだと思っております。さらにこれによって、米軍が確かに沖縄に3万人いますよね、この人たちの3分の1がグアムを始め、沖縄、日本から出て行くということになっているんですから、そうしたこともやはり、進めていきたい。もちろん、住環境とかですね、自然環境に配慮してでありますけれども、そうしたことは進めていきたい、このように思ってます」
--沖縄の自民党の人たちが辺野古で行こうというのは平成25年に石破氏がが幹事長のとき、沖縄の人たちが県外と言っている中で説き伏せた。このまま辺野古を続けていくべきだと考えるか
石破氏「それは党が決めたことで、沖縄選出の国会議員に責任を負わせてはいかん。私はそう思いました。なんと評価されようと、それは彼らに責任を負わせたくなかったからです。
先ほど答弁、忘れました。習近平政権につきましては(安倍晋三)首相が、国賓として来日を要請したという事実は事実としてあるんです。そして、このコロナ禍において、そういうことは当面、実現不可能だと国民世論が『そうだね』と言ってくれる外交が必要です。
辺野古については、本当に地盤等ときちんと科学的に検証しましょう、それはやります。私はこれを埋め立ててやめるなんて言っていませんが、日米で共同で使用するっていうことはどうなんだ。管理権を自衛隊が持つってことはできないのか。あるいは、グアムに相当、下がることによって安全保障って時間と距離の壁をどう乗り越えるかなんですからね。そうすると、高速輸送艦、あるいはC17(輸送機)、自衛隊ができることはまだあるんじゃないか。一刻の猶予もならないので普天間の負担を軽減することが主眼です」
--岸田氏
岸田氏「この問題は市街地に囲まれ、世界で最も危険な基地であるといわれている普天間飛行場を移設するためには、どうあるべきなのか、ここから議論が始まりました。そして、ご指摘のように辺野古案が今進められている。そこに至るまでも滑走の形からさまざまな議論が行われ、そこにたどり着いた。これが現状です。
そして、これ他に、代替案があるのであるならば、それは考えてみる必要もあるのかもしれませんが、私は今、現状、他の代替案ということについては、思い当たりませんので、普天間の危険をこの一日も早く除去するという方向性は引き続き追及していかなければならないのではないか、このように思っています。それが現在の私の考え方です」