【ツボカル。】「アタック25」の世界 45年 児玉清さんの遺志継ぐ(2/2ページ) - イザ!

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ツボカル。

「アタック25」の世界 45年 児玉清さんの遺志継ぐ

 児玉さんは23年3月に体調を崩し収録を休み、司会はABCの浦川泰幸アナウンサーが代行。スタッフたちは「戻るまで番組は続ける」と結束して復帰を待ち望んだが、児玉さんは同年5月に77歳で旅立った。

 児玉さんが作り上げたともいえる番組だが、「打ち切り」の話題が出たことはない。岩城さんは「長年にわたり番組を愛し、培ってくれた。そのバトンをつなごうという思いがある」と話す。

素人だからこそ

 現在、テレビで放送されているクイズ番組の多くはタレント同士で競い合うもの。視聴者に門戸を開く番組はめっきり減った。それでも続くのは〝素人参加型〟だから。秋山さんは「緊張したり、慌てたりする人がいる。パーフェクトを意識したとたん、ペースが変わる人もいる。テレビ出演に慣れていない人だからこそ、先が読めずに飽きない」と分析する。

 昨年からプロデューサーとして番組を担当している中川翔子さん(33)は入社間もないころ収録を見学し、児玉さんからあめ玉をもらった一人。生まれたころには番組がある世代だが、「担当に決まったら、親戚中で話題になった」と歴史の重みを感じつつ、「最後までどうなるか分からない。アタック25のルールは本当に秀逸で、変えたくない」と語る。

 番組は今年、〝45歳〟を迎えた。

               ◇

 ABC・テレビ朝日系列で日曜午後に放送されているクイズ番組。解答者4人が赤、緑、白、青に分かれ、5×5(1~25番)のパネル獲得枚数を競う。

 最初の正答者は真ん中(13番)を獲得。オセロゲームと同様に、自分の色で縦横斜めに挟んだほかの色を、自分の色に変えられる。パネルの最多獲得者は25マスを一つの画面にした映像クイズに挑戦。映像は自分の色のマス目の部分だけ見ることができる。

 終盤の目玉は、正答者がすでに埋まっているマスを空けられる「アタックチャンス」。放送開始から半年後に導入され、序盤に大差が付いても逆転できるよう編み出された。出題前に児玉さんがこぶしを作りながら「アタックチャンス!」と振るスタイルは、現司会の谷原章介さんにも受け継がれている。

 参加希望者はまず、予選のペーパーテストに臨む。基準点は非公表だが、通過率は1~2%の難関。問題の傾向については「公務員試験のテキストを見ていると参考になる」(秋山さん)。その後、面接を経て出演候補者をストック。好取組になるよう、テストの点数が同じくらいの4人をそろえるようにするという。

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