芸能人が愛するペットを紹介する大型企画は、「7月」という数字にちなみ、元サッカー日本代表でタレントの前園真聖(46)が愛ブタのセブン君(オス、11歳)、愛犬のアンジェロ君(オス、11歳)と登場。かつて日の丸を背負い世界と戦った男が、溺愛する息子たちを紹介する。(取材構成・一色伸裕)
さかのぼること12年前の2008年10月。運命の出会いが待っていた。
趣味の乗馬で栃木県を訪れた際にペットショップに立ち寄ると、犬ばかりの店内で全く異なる動物が視線に飛び込んできた。ミニブタと呼ばれるポットベリー・ピッグの赤ちゃんだった。
生後2カ月。当時4キロにも満たない小さなブタに前園は一目ぼれ。「即決でそのまま連れて帰りました」と迷うことなくわが子として迎え入れた。
黒い体毛に額から鼻にかけて白い線の模様があるかわいい子ブタについて「白い毛が数字の『7』のような形だったんです。自分の背番号も『7』だったので、『セブン』と命名しました」と懐かしげに語る。
動物の中でもブタはきれい好きで有名。知能も高く、トイレと同じケージ内で食事を与えた際、繊細なセブンは嫌がり、食事を拒否。寝食と排泄のスペースはしっかり分け、普段はリビングなど清潔感のある場所でくつろいでいる。
一般的にミニブタといえば、くまのプーさんの親友、ピグレットのような「小さなブタ」を思い浮かべる人も多いが、あくまで世間的なイメージ。体重200~300キロになる家畜のブタと比べると小さいだけで、実際には30~40キロまで成長する。セブンは超大型選手に育ち、「現在の体重は70キロほどになりました」と苦笑いだ。
近所での散歩もひと苦労。セブン用に特別車を用意。息子がスムーズに後部座席に乗り降りできるように、スロープが設置された自動車を購入した。休日には東京近郊の自然豊かな場所へ出かけ、ゆっくり散歩を楽しむなど家族サービスも完ぺきだ。