6日午前9時10分ごろ、大阪市港区弁天の安治川で、係留中の土砂運搬船の作業員から「船の中で3人が倒れている」と119番があった。消防や警察が駆け付けたところ、船内のタンクの底に男性作業員3人が倒れており、いずれも搬送先の病院で死亡した。
大阪府警港署などによると、タンクの底付近の酸素濃度は通常の約10分の1だった。同署は、3人が酸欠となった可能性があるとみて、当時の状況を詳しく調べている。
死亡した3人は船内のタンク内にたまった水をポンプで抜く作業中で、1人がはしごで底付近に降りていたが転落し、別の作業員2人が救助に向かったという。その後、3人とも応答がなくなったことから、タンクの外にいた作業員が119番した。