ツインズ・前田健太、キャンプ初日会見　前日に３０球「気持ちよく投げられた」

　米大リーグ、ツインズの前田健太投手（３２）が第２キャンプ初日の３日（日本時間４日）、練習後にオンライン会見に応じた。前日２日（同３日）には、本拠地のターゲット・フィールドのマウンドで３０球の投球練習を行っていた。

　「よかった。ばらつきはあったけど、気持ちよく投げられた。スパイクも３カ月ぶりにはいたからね」

　キャンプ中断後は自宅のあるロサンゼルスに戻り、外出禁止令の発令中は自宅内のジムなどで自主トレ。施設の利用が許可されると同級生で公私ともに仲のいいレッズ・秋山翔吾外野手（３２）と合同トレを行っていた。

　「久しぶりにグラウンドで野球ができましたし、よかったです。球場の雰囲気、ロッカー、すごくきれいだった。好きな雰囲気でいい球場だと思いました」

　新型コロナウイルスの感染対策として、投手が指先をなめることは禁止された。その代わりに、滑り止め用に湿らせた布をユニホームのポケットに入れることは許可。しかし、マエケンは「僕は指をなめたり、つばをはいたりしないので（ルールは）あまり気にならない。ぬれたタオルもポケットに入れたらお尻がぬれるから嫌です（笑）。僕は（ぬれた布は）使わない」とにこやかに語った。

　２月にドジャースからツインズにトレード移籍して迎える新天地。シーズン６０試合のうち、先発ローテーションを守ったとしても登板は１０試合ほど。ア・リーグ中地区のツインズは、両リーグの同地区だけの対戦が予定されるため、カブス・ダルビッシュ有投手（３３）、レッズの秋山らとの日本選手対決が実現するかもしれない。

　コロナ対策の影響などは特にない。この３カ月間、ウエートや基礎的な練習をしてきて体は強くなった。きのうのブルペンでは３０球投げた。（共同）