【ニューヨーク29日(日本時間30日)=竹濱江利子通信員】米大リーグ、ダイアモンドバックスのマイク・リーク投手(32)、ナショナルズのライアン・ジマーマン内野手(35)、ジョー・ロス投手(27)が29日(同30日)、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し今季はプレーを辞退したことが明らかになった。複数の米メディアが報じた。
最初に今季プレー辞退を発表したリークは、メジャー通算105勝を挙げ、昨季はシーズン途中でマリナーズからダイアモンドバックスに移籍し12勝11敗、防御率4.29だった。リークの代理人を務めるダニー・ホーウィッツ氏は声明を出し「このグローバルパンデミックの中で、マイクと家族は今季プレーすることについて話し合いを重ねてきた。たくさんの事実を考慮した結果今季は欠場することを決めた。マイクにとって簡単な決断ではなかった。彼はチームメイトの健闘と健康を願い2021年を楽しみにしている」と説明した。ダイアモンドバックスのへーゼンGMは「彼は優秀な大リーグの先発投手、確実にチームに影響を与える」とコメントしている。
また、ナショナルズのリゾGMも声明を出し、「ライアン・ジマーマンとジョー・ロスは家族の健康と安全を考慮し2020年プレーしないことを決定した。球団は彼らの判断を100%サポートする」とつづっている。
3選手に加え、前田健太投手が所属するツインズのブルペンコーチら2人が60代で感染のリスクが高いため今季参加を辞退している。