米大リーグ機構(MLB)は29日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断したキャンプを7月3日に再開することなど今季の開催概要を発表した。公式戦は23日か24日に開幕し、60試合制で行う。
選手は1日までにキャンプ地に集合し、新型コロナの検査を受ける。オープン戦は3試合まで組むことが可能で、紅白戦の試合数に制限はない。レギュラーシーズンでは同リーグ同地区の相手と計40試合、他リーグ同地区と計20試合を戦う。
ナ・リーグでは史上初めて指名打者制が導入され、延長戦は走者二塁から始めるタイブレーク制となる。投手は基本的に最低3人の打者と対戦しなければならない新ルールは適用されるが、野手の登板には点差などの条件がなくなった。
新型コロナの感染予防策として、各球団にはベンチやブルペンの拡大が求められる。つば吐きやかみたばこは禁止され、抗議のため審判員に近寄った場合は即退場処分となる。(共同)