米大リーグで昨季のワールドシリーズ制覇に貢献したナショナルズのライアン・ジマーマン内野手が、約1カ月後に開幕する今季の欠場を検討していると26日、AP通信に寄せた手記の中で明らかにした。「プレーするかまだ考えている」と心境を吐露した。
ナショナルズ一筋で通算270本塁打を誇る35歳のベテランは、3週間ほど前に子どもが生まれ、さらに母親が多発性硬化症を患っていると明かした。新型コロナウイルスの収束が見通せない状況に、「自分だけでなく、家族のために決断しなければいけない。正しい答えはない」と記した。
労使交渉で対立したオーナー陣については「彼らは一緒に遠征に出ることはないだろう。自宅でテレビ観戦するはずだ」とし、リスクを負うのは選手だと主張した。(共同)