半数は一方的認識であおり運転か 警察庁初調査

 警察庁は、平成30年と昨年の2年間に全国の警察が危険運転致死傷罪や刑法を適用して摘発したあおり運転計131件を初めて詳細に調査し結果をまとめた。加害者側の9割超が「進行を邪魔された」などと被害者側の行為を原因に挙げたが、捜査ではそのような行為は半数しか確認されず、約5割は加害者の一方的な認識だったとみられる。

 あおり運転を厳罰化した改正道交法は30日施行。規則やマナーを守った冷静な運転が改めて求められる。

 警察庁によると、自動車運転処罰法の危険運転致死傷罪を適用したあおり運転は58件、刑法の暴行や強要罪などは73件。あおり運転の原因は加害者側の認識では「進行を邪魔された」が最多の47件で「割り込まれた・追い抜かれた」29件、「車間距離を詰められた」11件など。9割超の計122件で被害者側の行為に端緒があったとしているが、捜査で実際に被害者側がそのような行為をしたと確認できたのは58件だった。

今、あなたにオススメ

izaスペシャル

  1. 「週刊文春」グラビアで團十郎より目立った片岡仁左衛門の〝お盛ん報道〟 40代女性との不倫疑惑、「噛みつく」性癖も明らかに

  2. 岸田首相の長男更迭「あきれるほかない」「登用がそもそも問題」 責任問う声上がる

  3. 【安保法案特別委採決】辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗

  4. 【芸能ニュース舞台裏】「性行為強要された」と女優4人が告白 出演者じゃなくて監督の不祥事で映画公開中止「こんな形で知られるなんて…」関係者

  5. 【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(926) 猿之助さん一家「心中」事件の謎、『文春』『新潮』が肉迫

今、あなたにオススメ