新潟県長岡市の磯田達伸市長(68)は16日、任期満了に伴う市長選(9月27日告示、10月4日投開票)に再選を目指して立候補することを表明した。
磯田氏はこの日午後、6月定例議会の一般質問に臨み、「新型コロナウイルス感染症との戦いはこれからが正念場。この窮地を乗り切ることが私の責務であるとの決意のもと、市長選への再立候補を表明させていただく」と述べた。丸山勝総市議(市民クラブ)から市長選への対応を聞かれ、答えた。
同市出身の磯田氏は昭和51年3月に明大政経学部を卒業後、同市役所に入庁し副市長などを歴任。前市長の県知事選出馬に伴う前回選挙(平成28年10月)で初当選を果たした。
磯田氏はこれまで、新型コロナ対策を最優先するとして市長選への態度を明確にしてこなかった。新潟県内では5月15日を最後に新たな感染者は確認されておらず落ち着いているため、出馬表明に踏み切ったとみられる。現時点で対立候補擁立の目立った動きは見られない。