新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除を受け、岡山県の伊原木隆太知事は25日夕、県庁で記者団の取材に応じ、5月末までは引き続き県境を越える移動を自粛するよう県民に呼びかけた。
伊原木知事は宣言の解除について「妥当な判断」と評価しつつも「まだ解除されたての段階。明日から急に『東京行き放題』ではない。急に昨日と違うことをお願いするわけではない」などとして、従来通りの対応を求めた。
今後の県境越えについては、これまでの感染状況や宣言解除の順を踏まえ、中国5県、関西、首都圏-といった順に段階的に緩和することが「自然」とした。
中国5県間では5月末まで相互の行き来を自粛するよう申し合わせているが、27日に知事会議を開き、今後の往来について決める。