「自粛警察」はヒーロー? アニメ系ネットスラングが変化か、一部で誤解も

イザ!
新型コロナウイルスの感染予防のため、外出の自粛が呼びかけられ閑散とする道頓堀=3月28日午前、大阪市中央区(渡辺恭晃撮影)
新型コロナウイルスの感染予防のため、外出の自粛が呼びかけられ閑散とする道頓堀=3月28日午前、大阪市中央区(渡辺恭晃撮影)

 新型コロナウイルス感染予防のため、不要不急の外出を避けたり、お店の営業時間を短縮したりする対応が求められている。そのなかで、自粛を求めて度を越した行動をする一般の人々が「自粛警察(自粛ポリス)」と呼ばれているが、言葉のイメージをめぐり一部では誤解が起きているようだ。

 「自粛警察」とは、感染者や繁華街に出かける人らをSNSで厳しく非難したり、匿名の投書などでお店に休業を強要したりする人や行為を指す造語。知識をひけらかすような態度で細かい部分を指摘し、煙たがられる人を指すネットスラング「○○警察」がもとになったようだ。2015年にアニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」(TOKYO MXなど)が放送された後、あるネットユーザーが「弓道警察」と称し、登場人物が矢を射るシーンが間違っているとツイッターで指摘して反発を招いたことが「○○警察」の発端とされている。

 ネットのヘビーユーザーは「相手にすると面倒な人」という意味を込めて「○○警察」という言葉を使っていたが、新型コロナウイルスに関するワイドショー番組などで「自粛警察」という使い方が一般化すると、ライトユーザーから「自分たちの行いが正義だと勘違いさせるのでは」と不満が噴出。ライト層では、ネットスラング由来の可能性が高いのが知られていなかったことと、警察に対して市民の安全を守る役割との印象を持つ傾向があった事情が重なり、ツイッターでは「自粛警察に代わる言葉を考えよう」「警察じゃなくてギャングだよ」などと盛り上がっていた。

 ネットのヘビーユーザーからは誤解を指摘するコメントが出ているが、ネットスラングが改変されて世に広がることには慣れたという書き込みも見られる。騒がしい隣人に抗議してアパートの壁を叩く「壁ドン」が、女性がイケメンに迫られるロマンチックなシーンを指す言葉として流行したのを思い出して「複雑な気分」とこぼす人もいた。

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