日本ボクシングコミッション(JBC)は21日、愛知県内のボクシングジム所属のプロ選手2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。国内プロボクサーの感染判明は初めて。1人は自宅療養し、1人は医療機関に入院しているという。氏名は公表していない。
JBCによると、感染した選手と濃厚接触の疑いがある選手らに対し、自宅待機を要請。このジムは今月12日からすでに休館しており、ジム内の消毒は実施したという。JBCは「感染拡大を防ぐための最大限の対策を講じる」としている。
JBCは日本プロボクシング協会(JPBA)と連絡協議会を開き、5月末まで国内の興行の中止を決めている。また政府の緊急事態宣言を受け、各ジムに対し、自治体の要請に従い、営業自粛などを求めている。