米人気プロレス団体WWEは16日(日本時間17日)、4月5日(同6日)にフロリダ州タンパで開催予定だった年一度の祭典「レッスルマニア36」を、無観客試合として同州オーランドにある同団体のトレーニング施設に場所を移して行うと公式サイトで発表した。試合の模様は、WWEネットワークと視聴ごとに課金されるPPV(ペイ・パー・ビュー)で生配信される。
同団体はこの日、公式サイトで「州関係者、並びに政府関係者との調整の結果、タンパで予定されていたレッスルマニアとその関連イベントの開催を取りやめることになりました。しかし、レッスルマニアは予定されていた日時でオーランドにあるトレーニング施設にて必要最小限の人員にて行われ、WWEネットワークとPPVにて生配信されます」と発表。
昨年、ニュージャージー州で行われた「レッスルマニア35」は8万2265人の観客を集め、今年もタンパの会場には7万人以上のファンの来場が見込まれていた。WWEは最近まで同イベントを予定通りタンパで開催する意向でいたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のためスポーツイベントの中止や延期が相次いだため、今回は無観客での開催に変更する処置を取った。