米大リーグ、メッツは16日、現役時代の2017年にアストロズでサイン盗み問題に関わったとされたカルロス・ベルトラン監督(42)の解任を発表した。昨年11月に3年契約を結び、今季が監督1年目となる予定だった。アストロズのA・J・ヒンチ氏、レッドソックスのアレックス・コーラ氏に続く3人目の監督解任となった。
メッツは球団幹部とベルトラン氏が15日夜から話し合いを持ったと公表した上で、解任理由について「カルロスが監督としてチームを率いることが最善の策ではないことが明白になった」と説明した。ベルトラン氏は「この決断がチームにとってベストだと思い同意した」とのコメントを寄せた。
両打ちの強打者として通算435本塁打を放ったベルトラン氏は17年にアストロズでプレーし、ワールドシリーズ初制覇に貢献して引退。大リーグ機構(MLB)が発表した調査報告では、その年のシーズン中にサイン盗みを主導したとして、選手でただ一人名前が挙がっていた。(共同)