西武から海外フリーエージェント権を行使して米大リーグ、レッズと3年契約を結んだ秋山翔吾外野手(31)が、本拠地グレートアメリカン・ボールパークで入団記者会見を行った。
レッズの広報チームは、球団史上初となる日本選手を大歓迎した。ブッチャー広報本部長は秋山の入団会見前日の7日(日本時間8日)、「キャンプ地とシンシナティのホーム球場の記者席の座席数を日本の報道陣のために増やすことが僕の大仕事だね」と意気込みを明かした。
街も歓迎する。本拠地のグレートアメリカン・ボールパークでは電光掲示板に秋山の顔写真とともに日本語で「ようこそ!」の文字が表示され、ムードを演出。地元紙シンシナティ・エンクワイアラーは1面の最上部に写真を掲載して秋山の入団を報じた。
また球団の広報チームは7日夜、日本メディアとの夕食会を開催。本拠地から約1キロ、骨付きのリブ肉が人気の有名レストランで、店内には在籍したケン・グリフィー・ジュニアらのユニホームも飾られている。また、レストランの案内係の女性は「コンバンハ」と日本語であいさつを試みるなど、地域をあげて秋山の入団を喜んでいる。
さらにブッチャー広報は夕食会の1時間半後、出席した記者にチームリーダーで主砲、生え抜き選手のジョーイ・ボット内野手(36)の秋山についてのコメントを配信。ボットは「ショーゴから学び、そして彼と一緒に勝利するのが待ちきれない。レッズにとって、ワールドシリーズを制覇するために重要なピース(一員)になる潜在能力を秘めている」と期待した。