囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)は12日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で行われた第59期十段戦(産経新聞社主催)予選Bに出場し、小松大樹三段(29)に202手までで敗れ、公式戦通算14勝6敗となった。国内棋戦での対男性棋士への連勝は7で止まった。
仲邑初段が地合いで先行していたが、弱い石を攻められる展開に。小松三段の落ち着いた打ち回しで、最後は投了に追い込まれた。 マスク姿の仲邑初段は終局後、記者から感想を問われたが、悔しかったのかコメントはなかった。小松三段は「ほかの棋士を相手にするのと変わりない気持ちで打った。序盤が自信がなかったが、中盤あたりからいけるかなと思った」と話した。