ロックバンド、安全地帯が16日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場でライブ「さよならゲーム」を開催した。
単独でのスタジアムライブは1985年8月の横浜スタジアム以来34年ぶりで、甲子園は初。
ライトからレフトへ名物の浜風が吹く中、ヒット曲「真夜中すぎの恋」のサビを3万8000人の観客と熱唱したボーカルの玉置浩二(61)はステージを降りて一塁から三塁方向をフェンス沿いにジョギングしながらファンとハイタッチ。メンバー紹介では脳内出血のリハビリで療養中のため、今回の出演中止を9日に発表したドラムの田中裕二(62)の名を絶叫し、愛用のスティック2本をV字型に掲げてみせた。
「ワインレッドの心」などのヒット曲を含む23曲を歌い続けた玉置は最後、「たくさんの愛をありがとう!」と叫び、メンバーと肩を抱き合った。