旧東独州議会選 メルケル与党、反移民党に惨敗

 【パリ=三井美奈】ドイツ東部テューリンゲン州で27日、州議会選が行われ、メルケル首相の中道右派与党「キリスト教民主同盟」(CDU)が第1党から第3党に転落した。難民受け入れに批判的な右派「ドイツのための選択肢」(AfD)が支持を倍増したため。9月に行われた旧東独2州の議会選に続き、CDUの退潮が鮮明になった。

 暫定結果によると、州首相の与党、左派党が31%を得票し、第1党になった。AfDは23%を得票して第2党となり、2014年の前回選挙(11%)から躍進した。CDUは22%で、前回(34%)より大幅に下落。中央政府でCDUと連立を組む中道左派「社会民主党」(SPD)は8%で前回(12%)を下回った。

 AfDは9月の旧東独ザクセン、ブランデンブルク両州議会選でも、それぞれ20%以上を得票。メルケル政権の難民政策、さらに旧西独との経済格差への不満を吸収して、基盤を広げている。CDU、SPDの左右中道は支持下落に歯止めがかからない。

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