台風19号で甚大な被害を受けた宮城県丸森町を支援しようと、プロ野球楽天で来季から指揮を執る三木肇監督(42)が28日、同町立丸森小学校などを訪問し、児童らに直接タオルを手渡した。
仙台市を本拠地とする楽天では、今月20日に楽天生命パーク宮城(同市宮城野区)で募金活動を行い、約50万円が集まった。また、支援物資として同町にタオル約1万6千枚を寄贈することを決定。この日は同校の児童ら約210人、同校体育館で避難所生活を送る被災者を対象に、選手の名前が刻まれたタオルを配布した。
避難所で三木監督からタオルを受け取った佐久間みち子さん(66)は楽天ファンだといい、「監督から直々にタオルをもらい、うれしい。元気づけられる」と笑顔だった。
三木監督は「東北のチームとして、被災したみなさんの力になりたい。一日でも早く日常が戻ることを祈っている」と語った。