パナソニック・オープン最終日(29日、兵庫・東広野GC=7058ヤード、パー71)首位スタートの武藤俊憲(41)=フリー=が8バーディー、1ボギーの64をマークし、通算21アンダーで逃げ切った。今季はトップ10が一度と苦しんでいたが、持ち味の攻めのゴルフが復活。4年ぶりのツアー通算7勝目を挙げた。4打差の通算17アンダーで今平周吾(26)=フリー=が2位。石川遼(28)=CASIO=は通算16アンダーで3位だった。
仲間から浴びせられたウオーターシャワーに、武藤が少し照れながら久々の祝杯をかみしめた。
「4年ぶりのうっぷんを晴らせた。今までにない勝ち方で一歩、ハードルを越えたかな」
序盤からアクセル全開だった。「いつも競る。18番を楽にするため、とにかくバーディーを狙った」と1番(パー4)で5メートル、2番(パー4)で2メートルを沈め、連続バーディー発進。ピンを狙い続けて2位に4打差をつけた。