阿部兄妹が子供200人と触れあい、野村忠宏柔道教室で指導

乱取相手を希望する子供たちに取り囲まれる阿部一二三(中央)=東京武道館
乱取相手を希望する子供たちに取り囲まれる阿部一二三(中央)=東京武道館

 柔道男子で五輪3連覇した野村忠宏氏(44)が主催する柔道教室が21日、東京都内で行われ、世界選手権で2連覇した男子66キロ級の阿部一二三(22)と、女子52キロ級の詩(19)の兄妹=ともに日体大=が参加。200人の小学生と触れ合った。

 教室では、野村氏が背負い投げ、阿部詩が内また、一二三が袖釣り込み腰と、それぞれの得意技のポイントを解説して指導。打ち込みの際には子供たちの間を回って個別に手ほどきした。3人とも引き手や釣り手で相手を前に引き出す崩しの重要性を強調。乱取りの際には、相手を希望する子供たちが阿部兄妹に殺到し、スクラム状態で世界チャンピオンが倒されるなど、子供たちの熱気に圧倒されていた。

 「僕は子供の頃、女の子にも負けるくらい弱くて、強くなろうと頑張ったが、一番は柔道が楽しかった。今は楽しんで、努力することを忘れずやってほしい」と一二三が子供たちに訴えると、詩も「初めは勝てなくても大丈夫。成果が出るまでやり続けることを心に入れて、あきらめずに頑張ってほしい」と励ました。

 乱取り希望で子供に取り囲まれた場面について「自分自身も小さい頃に野村選手の柔道教室があったら、あれくらいの気持ちでいったと思う。押しつぶされたけど、すごくうれしくて、自分がここまでの選手になれたと実感した」と一二三。「楽しくて初心に戻れた」と子供との触れあいを喜んだ。

 詩も「昔、すごい選手を輝いた目で見ていた頃を思い出した。そういう選手に自分がなれたと思うと、柔道をやっていてよかったと感じる」と笑顔。「子供のパワーをもらい、次の目標に向けて頑張りたい。世界選手権優勝は終わったこと。またキツい日々に戻るが、しっかり耐えきって、勝ちきれないと東京五輪はない。勝ちきるためにやっていきたい」と意欲を示した。

 先月の世界選手権東京大会で銅メダルと3連覇を逃した一二三は「今思い出しても悔しいが、負けを受け止め、GS大阪までの2カ月に人生をかけて戦いたい」とまなじりを決していた。

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