5アンダーの谷口Vあるか フジサンケイクラシック第1日

「第47回フジサンケイクラシック」第1日目   ティーショットを放つ谷口徹=山梨県富士河口湖町の富士桜カントリー倶楽部(戸加里真司撮影)
「第47回フジサンケイクラシック」第1日目   ティーショットを放つ谷口徹=山梨県富士河口湖町の富士桜カントリー倶楽部(戸加里真司撮影)

フジサンケイクラシック第1日は5日、山梨県富士桜CC(7566ヤード、パー71)で行われた。チャン・キム(米国)が65で暫定首位に立ち、1打差で通算20勝の谷口徹、アンジェロ・キュー(フィリピン)が並んだ。

夕暮れで薄暗くなったころ、富士山がうっすらと雄大な姿を現した。谷口は18番のグリーン手前のバンカーから絶妙なリカバリーショットでピンチを脱しパー。「打った瞬間、寄ったと思いました」と誇った。

濃霧で開始が1時間遅れ、谷口の組はサスペンデッドになる直前。そうなれば翌朝早くからの再開となる。「避けたかった。無理かと思ったが…」。5アンダーで首位と1打差の暫定2位でホールアウトした。

今大会には15年連続で出場しているが、最近は3年連続で予選落ち。「スタート前は不安満載でした。今年駄目だったら、来年、シニアツアーに行こうと思っていました」というほど。それが、2番でバーディーを奪い勢いに乗ると、終わってみれば、6バーディー(1ボギー)を量産した。

通算20勝、賞金王2度の名手も51歳とあって、年齢から来る衰えは否めない。13キロのダンベルを2個手にしてのスクワットなど、「トレーニングの量を若い頃の3倍に増やす」努力で体幹を鍛えた。だが、なかなか成果が出ず、今季のツアーは15位が最高ともがき苦しんでいた。

50歳で制し感激の涙を流した日本プロ選手権から1年、また、ビッグタイトルのチャンスがめぐってきた。百戦錬磨の谷口が富士桜の舞台を熱くしそうだ。(江目智則)

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