沸き上がる給湯器愛! 10年保証、24時間対応、スピード工事で「安心できる会社」へ キンライサー・森崇伸社長 - イザ!

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沸き上がる給湯器愛! 10年保証、24時間対応、スピード工事で「安心できる会社」へ キンライサー・森崇伸社長

キンライサーの森崇伸社長(酒巻俊介撮影)
キンライサーの森崇伸社長(酒巻俊介撮影)

 ガス給湯器を製造メーカーから仕入れ、直販と施工を手がけて売り上げを伸ばしている。「安くてごめんね」というテレビCMで知名度が上がっているが、充実したサービスを含めて「安心して注文できる会社」がコンセプトだという。自身や家族の闘病など数々の試練を乗り越えた創業社長が、湯を沸かすほどの熱い思いを語った。(中田達也)

 ■安いだけじゃない!

 --ごめんね、というぐらい安いのですか

 「安いですよ。浴室暖房や床暖房に対応したガス給湯器をメインに扱っていますが、一般的な都市ガス会社さんで税込み40万円前後の見積もりが出る場合、全く同じ製品を25万円前後で販売しています。ただ、安ければそれでいいというわけではありません」

 --価格以外の強みもあると

 「ガスの場合、信頼が大事なので、商品と工事の10年保証が付いています。24時間365日電話対応しているので、夜中にお湯が出なくなっても電話1本いただければ次の日の朝には営業マンが動きます。在庫も確保しているので、スピード工事ですぐにお湯が出るようになります。サービス内容が充実していて総合的にみると割安で、安心して発注していただける工事会社というコンセプトです」

 --安さと安心を兼ね備えた業者は

 「少ないですね。値段の安さだけなら、1人2人でやっている業者さんもたくさんいますが、運が悪いとトラブルでいやな思いをするお客さまもいます。ガス給湯器を専門的に20年以上やっていて、年間1万~2万台売る販売店はうちだけです」

 ■テレビCMで優位に

 --規模が大きくなった原動力は

 「インターネットによる集客で伸びてきました。ウェブ広告を始めたのも早かったですし、ウェブ事業を全部内製化しているんですよ。広告出稿も僕がやっています。ウェブ会社に作ってもらえばもうかるという単純な業界ではありません」

 --テレビCMを始めたのは

 「ネット集客の限界を感じたことですね。12億、13億円まで行った後の伸びが悪くなって。設置工事に必要な免許を持っていて経験豊富でも、ネットの会社に不安を持つお客さまは多いんです。販売店がCMを流すということはいままでなかったのですが、ブランディングにもなるし、ネット業者の中でも優位に立てると考えました」

 --ダチョウ倶楽部を起用した経緯は

 「ダチョウさんのギャグに熱湯風呂がありますよね。給湯器は熱いお湯を出すので共通する部分があるということでお願いしました」

 --知名度は上がりましたか

 「関西と関東では認知度は上がってきていますが、関東の市場は大きいので、店舗を増やしていくことで、安心感を持っていただこうと考えています。後は名古屋、福岡など都市ガスがメインとされるエリアでも出店を予定しています」

 --顧客層は

 「新築住宅への設置ではなく、10年から12、13年経って給湯器を交換するタイミングを狙っています。取り換える際にスピード工事に対応している会社は多くありません」

 --利益を上げるための取り組みは

 「効率よく動かないといけないので工夫をしています。お湯が出ないと連絡をいただいた場合、家まで行って現場確認の作業をする代わりにメールやLINEなどで写真や動画を送ってもらっています。現場に見に行って事務所に戻って発注書を書いて、お客さんと連絡したりすると1週間ぐらいたってしまうので、その時間を大幅に短縮できます」

 --他社との競争に勝つには

 「追いつかれないようなサービス作りですね。また、お金がないと在庫を持っておくことはできません」

 --将来的な目標は

 「海外での事業をやりたいと思っています。日本の給湯器はお湯の温度も安定していて、すごく優秀なんです。メーカーさんと組んでホテルなどで展開したいですね。日本の給湯器から出るお湯を通じて、文化を変えていきたいと考えています」

 ■結婚、妻の鬱病、離婚、白血病…それでも「ラッキーな人生を歩んでいる」

 【給湯器一族】給湯器メーカーの一族出身だが、高校卒業後、「自分で会社をやりたかった」として自動車整備士になった。

 「約4年勤めましたが、会社がもうかっていないことを知り、辞めて米国のカリフォルニア州を1周しました。英語をしゃべれないのに何とかなったので、商売もやればできるんじゃないかと自信になりました」

 【独立】帰国後、給湯器を交換する人手が足りないと知り、工事会社で1年半ほど修業して24歳で独立した。「親戚から仕事をもらえると思っていたのですが、最初はそうはいきませんでした」

 【家族】30歳で結婚。「義母は統合失調症を患っていました。3人で同居していましたが、今度は嫁が精神的に疲れて鬱病になってしまって。5、6年は会社を経営しながら2人の面倒をみる生活で、終わりが見えないのはつらかったですね」

 妻とは離婚したが、親しい関係が続いているという。「同じような境遇の人もいると思いますが、信じて待つしかないと思います。100%向き合う必要はないと思いますが、逃げると自分を責めることもあると思います。僕の場合は、逃げなかったことで試練を乗り越えることができたと思います」

 【白血病】35歳で白血病が発覚した。「給湯器販売が最も忙しい12月にたまたま健康診断を受けたところ、白血病だと診断されました」

 当時の心境について、「それまでは自分のことばかり考えていたのですが、社員など人の幸せを考えるようになりました」と振り返る。

 精密検査の結果、慢性白血病と分かった。「薬を飲むことで生きていけると言われました。1カ月半無菌室で入院していましたが、週に1回、内緒で会社に出かけていました」

 「いまも2カ月に1度検査していて治療中という形ですが、病気をしてよかったと思います。病気をしていなかったら会社がつぶれていたかもしれません。ラッキーな人生を歩んでいると思っているぐらいです」

 【健康法】8~10時間の睡眠。「午前中は仕事を入れないようにしています」

 【座右の銘】《とにかくやってみる》

 「いままでそんな人生でした。これはいけると思ったことは誰に反対されてもやってきました。とにかく何もやらないことがいちばんよくないと思います」

 【会社メモ】家庭用ガス給湯器の販売と施工を手がける。本社・横浜市。1997年設立、99年大阪府吹田市に有限会社近畿ライフサービス設立、2004年株式会社に移行、18年に現社名に変更、本社を大阪から横浜に移転する。18年7月期の売上高30億800万円。従業員数78人(18年3月現在)。

 ■森崇伸(もり・たかのぶ) 1974年3月17日生まれ、45歳。大阪府豊中市出身。府立桜塚高校卒業後の92年、府内の自動車整備工場に入社。96年給湯器工事会社に入社、97年に個人事業主としてガス給湯器専門工事業を設立。99年に有限会社近畿ライフサービス(現キンライサー)を設立。

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