宮城県警泉署は21日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)、道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで、大崎市の会社員、菅原宏容疑者(33)を緊急逮捕した。調べに対し、「事故を起こしたことは間違いないが、人をひいたとは思わなかった」と容疑を否認している。
逮捕容疑は21日午前4時半ごろ、仙台市泉区の市道で乗用車を運転中、同区の無職、佐藤妙子さん(39)をひいたにもかかわらず、救護することなく逃走したとしている。同4時40分ごろに通行人が「人が倒れている」と110番通報し、佐藤さんは病院に搬送されたが全身を強く打っており、死亡が確認された。
同署がひき逃げ事件として捜査していたところ、同区内のガソリンスタンドから「車の修理を請け負ったが、バンパー付近に髪の毛のようなものが付着していた」との情報提供が県警に寄せられ、菅原容疑者を特定した。菅原容疑者は「事故当時、ゲームセンターに向かう途中だった」と供述しているという。