宇都宮市西原町の国道4号で5月、酒気帯び運転でパトカーから逃走している際に、対向車と正面衝突して運転していた男性を死なせたなどとして、栃木県警宇都宮南署は20日、危険運転致死傷と道交法違反(酒気帯び運転など)の疑いで、同市横田新町の無職、川俣勇人容疑者(22)を逮捕した。川俣容疑者は容疑を認めている。
逮捕容疑は、5月6日午前3時20分ごろ、同市内で乗用車を酒気帯び運転し、パトカーの制止に従わず信号無視して逃走。同市西原町の国道4号で対向車線にはみ出して軽乗用車に正面衝突し、運転していた同市茂原の会社員、工藤達也さん=当時(46)=を死なせるなどしたとしている。
川俣容疑者はパトカーの追跡から約1キロにわたって逃走したが、衝突で脚の骨を折るなどの重傷を負っていた。最近になり退院したため同署が逮捕に踏み切った。