「財政赤字は悪でない」MMT国際シンポ開催 S・ケルトン教授講演  

 現代貨幣理論(MMT=モダン・マネタリー・セオリー)の意義について議論する「MMT国際シンポジウム」(主催・京都大学レジリエンス実践ユニット)が16日、米ニューヨーク州立大のステファニー・ケルトン教授らを招き、国会内で開かれた。

 MMTは、自前の通貨を持つ国がいくら自国通貨建てで国債を発行しても債務不履行(デフォルト)には陥らないとする理論で米国で注目されている。

 MMTの主唱者の一人であるケルトン教授は講演で「政府の赤字は、非政府部門の黒字であり、財政赤字は悪ではなく、所得や雇用を上昇させるための政策手段だ」などとMMTの意義を強調した。

 この日は、前内閣官房参与の藤井聡・京大大学院教授らも講演。藤井教授は「政府に対する最後の貸し手である日銀が存在する以上、政府のデフォルトはありえない」と語った。

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