会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が、保釈中の住居を東京都渋谷区のマンションから、港区の一軒家に変更する許可を東京地裁に求め、認められたことが9日、関係者への取材で分かった。
ゴーン被告は3月6日に保釈された際、地裁に渋谷区のマンションを住居として指定された。その後、再逮捕され、4月25日に再保釈された際も同じマンションを指定された。
関係者によると、ゴーン被告は、広さが約50平方メートルだったマンションについて「狭すぎて家族と長期間住めない」と訴え、転居を望んでいた。転居先の一軒家は300平方メートル以上あるという。
ゴーン被告は、妻のキャロルさんとは接触が禁じられており、会うには事前に地裁の許可を得なければならない。