きょう元号 最多は「永」、「明治」は11回目の正直

現在はどう決める

現在の元号は、昭和54年に成立した元号法によって決められる。平成は政府が定めた初の元号だ。

元号法公布後に政府がまとめた「元号選定手続について」によると、内閣の委嘱を受けた学識者らがそれぞれ複数の候補を提出し、官房長官らが数個に絞り込む。その後、全閣僚会議や衆参両院議長らの意見聴取などを経て、最終的に政令として決定される。

元号選定の留意事項としては、「国民の理想としてふさわしいよい意味を持つ」「漢字2字で、書きやすく読みやすい」「俗用されていない」のほか、これまでに元号やおくり名(追号)で使用されたことがないことが挙げられている。

前回の代替わりの際は現陛下の即位直後に開かれた有識者懇談会で「平成」「修文」「正化」の3案が示され、閣議を経て平成に決まった。アルファベット表記での頭文字が明治、大正、昭和と重なっていないことが大きな理由だったという。平成の考案者は山本達郎・東大名誉教授(平成13年死去)とされる。

政府は今回の新元号選定に際し、平成改元時の手続きを踏襲することを明らかにしている。

これまで元号で使われた漢字は延べ504文字。しかし重複も多く、それを除くと実際に用いられた漢字はたった72文字となる。

「日本年号史大事典」(所功編著、雄山閣)によると、そのうち最多は「永」で29回。2位が「元」と「天」で各27回。続いて「治」21回、「応」20回-という順位になる。平成の場合、「平」は通算12回目だが、意外なことに「成」は元号として初の使用だった。

元号の出典はこれまですべて中国古典(漢籍)。「日本年号大観」(森本角蔵著、昭和8年刊)などによると、最多の典拠は「書経」で36回。次いで「易経」27回。平成は「史記」と「書経」が出典だ。

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