「子規の俳句とかまぼこ板の絵」展が、松山市の子規記念博物館で開かれ、17音の俳句とかまぼこ板の絵が、小さな世界を織りなしている。25日まで。
愛媛県西予市立美術館「ギャラリーしろかわ」で毎年開催される「全国『かまぼこ板の絵』展覧会」に出品された作品の中から90点をベースボール、友情、故郷など6つのテーマで分類し、正岡子規の俳句と一緒に展示している。宮崎県の児島満さんが描いた「草野球」に、子規の「夏草やベースボールの人遠し」、東京都の中原静子さんが描いた小学校の運動会の様子「一緒になろう」には「花の中に運動会の囲いかな」が並ぶ。同市の石丸和夫さん(68)は「子規の俳句を身近に感じ、ほほえましい」と話した。