ソウルからヨボセヨ

韓国・告げ口外交の錯覚

 韓国の国会議長が米メディアとのインタビューで慰安婦問題に触れ、天皇陛下の謝罪を要求したことが問題になっている。本人は持論だといって居直っているが、韓国メディアによると彼はインタビューで天皇陛下について「戦犯の主犯の息子」と述べたという。

 公的人物の対外関係に関する公的発言としてはこれはないだろう。反日団体の反日活動家がアジ演説で使う類いの表現である。持論であれ、国会議員を長くやった一国の国会議長が使う言葉ではない。公人としての資質と品格が疑われる。日本を相手には何を言ってもいいという「反日無罪」の無責任心理が、このレベルにまで広がっているという症例である。

 天皇陛下について韓国では以前から、古代史に関し天皇家と百済王家の「ゆかり」に触れられた発言などもあって親韓派という印象がある。また過去の戦争への痛みと平和の祈りのお姿は好感を持たれてきた。それだけに今回の妄言に韓国の知日派たちは舌打ちしている。

 今回も韓国お得意の「告げ口外交」というわけだ。それにしても戦争した日米は仲良くしているのに、戦争相手でなかった韓国が「戦犯うんぬん」といって、米国にやってきて日本に威張っている(?)姿は相手した米国人も不思議だっただろう。(黒田勝弘)

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