原発最前線

福島第1原発ルポ(上)2、3号機間の通路公開 跳ね上がる放射線量

 確かに気づいてみれば、構内では土壌が露出していたとみられる場所はことごとくモルタルが吹き付けられており、全体的に景色が灰色がかっている。広報担当者は高台の前に広がる灰色の斜面を眺めながら、「ここには以前、(植えられた)ツツジが広がっていたんですけど…」とつぶやいた。

 水素爆発で鉄骨があらわになったままの1号機をはじめ、爆発は免れたが内部に放射性物質が充満しており建屋上部に作業員や機器が待機するための大きな箱状の設備が取り付けられた2号機▽3月末から始まる使用済み燃料取り出しに向け、かまぼこのような半円型のカバードーム屋根で覆われた3号機▽かつて燃料取り出し作業で使われた巨大なL字型の設備が設置されたままの4号機-と、状況が四者四様なのが非常に印象的。さながら美術館に並ぶ巨大なオブジェを見ているかのようだった。

一瞬で線量上昇

 その後、2、3号機の間を通る幅約12メートルの通路を訪れた。2、3号機の内部には溶け落ちた高線量の核燃料(デブリ)が手つかずのまま眠っており、炉内に近づける状態ではない。この通路も漏れ出てくる放射性物質の濃度が高かったため、昨年5月までは立ち入る際に防護服の着用が求められていた。

 「ピッ」。放射性物質を押さえ込むための鉄板が隙間なく敷き詰められた通路にバスが入ると、車内で早くも誰かの個人線量計から値の上昇を知らせるアラーム音が鳴った。バスから降り立つと、さらにアラームはところどころで鳴り始める。

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