千葉県東部の九十九里浜沿岸で同県八街(やちまた)市の無職、山田容子さん(75)の切断された遺体が見つかった事件で、千葉地検は14日、死体損壊・遺棄容疑で逮捕された長男で元会社員の基(もと)裕(ひろ)容疑者(37)を同罪で起訴したと発表した。
起訴状によると、基裕被告は9月25~27日、同居する山田さんの遺体を自宅でのこぎりなどで切断し、同県大網白里(おおあみしらさと)市などに遺棄したとしている。9月29日に同市を流れる堀川の河口で発見された山田さんの胴体は、基裕被告が同市四天木の同川にかかる汐見橋から捨てたとした。
山田さんの切断された遺体は10月8日までに、両脚や頭部が九十九里浜の南北約10キロの範囲で発見された。