死刑囚に無罪判決 別件の殺人事件で 東京地裁

 死刑が確定した後、別の2件の殺人事件への関与を告白し、殺人罪に問われた指定暴力団住吉会系元会長、矢野治(おさむ)被告(69)の裁判員裁判の判決公判が13日、東京地裁で開かれた。楡井(にれい)英夫裁判長は「(告白内容を記載した)あなたの手紙は信用できない」などとして無罪(求刑無期懲役)を言い渡した。

 矢野被告側は公判で無罪を主張。告白は虚偽で、目的について「新たな事件の話を出せば警察が、死刑判決を受けた事件も再捜査してくれると思ったため」だとしていた。

 検察側は、「告白の目的は死刑執行の引き延ばしで、告白の内容は信用できる」と指摘。否認に転じたのは「裁判も引き延ばすためだ」としていた。

 矢野被告は前橋市のスナックで4人が死亡した拳銃乱射事件の首謀者として殺人罪などに問われ、平成26年3月に死刑判決が確定した。刑法の規定上、2件の殺人で有罪が確定しても新たな刑は執行されない。

 矢野被告は8年8月、元組員ら3人=いずれも死亡=と共謀して不動産業、津川静夫さん=当時(60)を殺害し、10年4月には単独で会社役員、斎藤衛さん=同(49)を殺害したとして起訴された。

  1. 薬物所持で逮捕…沢尻エリカの身を滅ぼした「ドラッグとセックス」 ささやかれ続けた疑惑、2009年の契約解除も…

  2. 【許さない 未解決事件のいま】(3)ポツンと一軒家の惨劇 私的懸賞で解決願う長男 茨城高齢夫婦殺害

  3. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  4. 死への虐待、4歳児最後の願い「ママ、お茶が飲みたい」

  5. 「たばこ吸わない、お酒飲まない…」元KAT―TUN・田中聖の〝奇行と予兆〟 覚醒剤所持の疑いで逮捕 インスタにはタトゥー写真投稿、本人はクリーンさ主張