「だいぶ、みんなそれなりに自覚(はあると思う)。俺が甘いんかなあ(苦笑)」
どうしたらプロの世界でうまい飯を食えるか。任せて、考えさせる。2・1。矢野流オフの成果は、どう出るか-。 (阿部祐亮)
★金本前監督は細かく宿題
金本前監督はオフに入る前に、選手らに個別に宿題を与えていた。体重や体脂肪率、ウエートトレーニングの重量を計測し、体重増やウエートで扱う重量の増加などを指示した。打撃練習についても「しっかり振って右方向に飛ばせるように」などと細かく指摘。2月1日の春季キャンプできちんと取り組めたかどうかを確認していた。
★2004年の落合監督
山田久志監督の下、02&03年と3、2位と勝ちきれないチームを引き継いだ。「練習量が足りない」と感じた落合監督は「(春季キャンプ初日の)2月1日に紅白戦をする」と宣言。選手らにいきなり実戦で動けるように準備しておくことを求めた。紅白戦には福留、立浪、川上、岩瀬といった主力級も出場。仕上げてきた選手らはキャンプでも練習量を落とすことなく、実戦的なメニューを豊富にこなしてシーズンイン。5月に首位に立つと、リーグVまで突っ走った。