「Mr.サンデー」発の「ぼけますから…」98歳の父がサプライズ

満席の客席をバックに撮影に臨んだ信友直子監督と父の良則さん。左は大島新プロデューサー(C)フジテレビ
満席の客席をバックに撮影に臨んだ信友直子監督と父の良則さん。左は大島新プロデューサー(C)フジテレビ

 週末の情報番組「Mr.サンデー」(日曜後10・0、フジテレビ系)発のドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」(信友直子監督)がこのほど、監督の地元である広島で上映が始まり、監督の父、良則さんが急きょ、舞台あいさつに立つサプライズがあった。

 監督の友人に車を出してもらい、広島・呉ポポロシアターと横川シネマに登場した良則さんは、大盛況の客席を前に「信友直子の父親でございます。今日はありがとうございました。わしは98でもう長うないですが、娘の人生はこれからなんで、どうぞよろしくお願い致します」とあいさつ。それを聞いた監督は「父の私に対する愛の深さを感じ、泣きそうになりました」と吐露。

 作品は、主人公の一人娘でもある監督が自らも乳がんを乗り越え、両親の記録を撮り続けるうちに、ユーモアたっぷりで自分に愛情を注いでくれた母の変化に気付くことに…アルツハイマー型認知症の診断を受けた母。その時から90歳を超えた父が80代後半の母の介護を始める日々が始まる。ドキュメンタリー制作の仕事を辞めて実家に帰るべきか。しかし、記録を撮り続けることが自分の使命と感じ作り上げた。

 「Mr.サンデー」で一昨年9月に2週にわたって特集され、昨年10月に継続取材と共にBSフジで放送され大反響を呼んだ。映画化された作品は今月3日から東京・ポレポレ東中野で上映スタート。口コミで上映館が次々と増え全国30劇場での公開が決まっている。

 信友監督は「これほどたくさんのお客さまに来ていただいたのは望外の喜びで、ただ感謝しかない。本当にありがとうございます。見終わった方が私にせきを切ったようにご自分の親御さんの話をされるので、みなさんがご自分のご家族に重ねて見ておられる、人ごとではないんだと改めて感じました」と語った。

 そして「私たち家族が日本のどこにでもいる普通の家族だからこそ、みなさんに共感していただけるのだと思う。昔は平凡な家庭に育ったことをつまらないなあと思っていたが、今はこの慎ましく真面目な父と母に育ててもらったことを本当に感謝しています」と続けた。

 24日から兵庫、広島、愛知でも上映され、25日放送の「Mr.サンデー」で映画の好調ぶりを紹介する。

(産経デジタル)

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