大ヒット漫画「進撃の巨人」が米ハリウッドで実写映画化されることが30日、発表された。プロデューサーは米人気ドラマ「HEROES/ヒーローズ」で知られる日本人俳優、マシ・オカ(43)で、監督は米ホラー映画「IT/イットそれが見えたら、終わり。」のアンディ・ムスキエティ氏(45)が務める。2015年に日本でも実写映画化されており、満を持して世界に進撃する。
ヤッター!! ハリウッド進出だー!!
2009年から連載中の「進撃の巨人」は、巨人が支配する世界で、外の世界に憧れる少年・エレンらと巨人との戦いを描いたダークファンタジー。既刊26巻で、日本での累計発行部数7600万部を突破。世界でも180カ国以上の国で、累計1000万部を超える人気作だ。
13年にテレビアニメ化され、15年に俳優、三浦春馬(28)が主演し、長谷川博己(41)、水原希子(28)ら豪華キャストで初実写映画化。前後編合わせて興行収入49億円を記録した大ヒット作のハリウッド版製作が決まった。
全世界が注目する映画のプロデューサーを務めるのは、米人気ドラマ「HEROES」でヒロ・ナカムラ役を演じ、「ヤッター!!」のせりふが話題となったマシ・オカ。ハリウッド版「デスノート」のプロデュースなど日本コンテンツの海外展開にも積極的で、原作者の諫山創氏(32)にとっては、心強い援軍だ。
プロデューサーは他に「ハリー・ポッター」シリーズを手掛けたデヴィッド・ハイマン氏(57)ら。メガホンを執るのは昨年の米ホラー映画「IT」のムスキエティ監督で、巨人に食われる恐怖をどう描くのか注目される。