【ワシントン=黒瀬悦成】米海兵隊は27日、岩国基地(山口県岩国市)の第121海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA121)所属の最新鋭ステルス戦闘機F35Bが今月23日、東シナ海上空で同基地の空中給油機KC130Jから空中給油を受ける訓練を行ったことを明らかにした。
F35Bは9月にグアムや北マリアナ諸島周辺で行われた統合演習「バリアント・シールド」でも空中給油訓練を行っており、作戦飛行の時間と範囲の拡大を図ることで東シナ海や南シナ海での中国の覇権的軍事行動を封じ込める狙いがあるとみられる。
岩国基地のF35B飛行隊は、沖縄県に駐留する第31海兵遠征部隊の航空部門に位置づけられ、インド太平洋地域での海兵遠征部隊や海軍の水陸両用作戦に際して制空権を確保するなどして作戦を支援する。