アマ登録認可も…五輪へ前途多難 高山にのしかかる「山根のツケ」とは?

東京五輪出場を目指してアマ登録した高山だが、課題は山積
東京五輪出場を目指してアマ登録した高山だが、課題は山積

 プロボクシングの元世界王者、高山勝成(35)と日本ボクシング連盟が10日、都内で共同会見を行った。山根明前会長(79)が去った日本連盟は、これまでとは一転、高山のアマチュア登録を認めた。東京五輪への道が開かれた高山だが、まだまだ乗り越えなければならない壁がいくつも残されている。

 「この度、私は選手として出場することができます。これからが本当の勝負」。そう意気込んだ高山は、来年春ごろアマ試合に出場することを視野に入れている。日本連盟の菊池浩吉副会長は「全日本選手権の優勝が(東京五輪出場に向け)非常に大きなステップになる」と歓迎した。

 2017年4月に東京五輪挑戦のためプロを引退した高山はすでに35歳で、挑戦するフライ級はプロ時代より3キロほど重くなる。中出博啓トレーナーは、プロとアマの差を陸上競技の短距離と長距離に例え、「ハードル高いです。身長もありませんし」と挑戦の難しさを明かした。

 日本連盟が抱える問題もある。実は、今年度分の助成金がゼロ。前会長の不祥事のツケを払わされている格好だ。菊池副会長は「緊急理事会を開いて設けなければならない規則がたくさんある。ただ、理事会を開こうにも予算がない。今はテレビ電話で開催することも模索中」と頭を抱えている。

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