阿部一二三、詩と兄妹世界ランク1位!「東京にまた一歩、近づけた」/柔道

 【バクー(アゼルバイジャン)28日=石井文敏】27日に終了した柔道世界選手権の個人戦を制した日本代表7人が、当地で記者会見に臨んだ。男子66キロ級で2連覇した阿部一二三(ひふみ、21)=日体大=は「東京五輪にまた一歩近づけた」と手応えを口にした。新たな挑戦として、世界ランキング上位で争う12月のマスターズ大会(中国)への出場を検討していることを明らかにした。来年の世界選手権は9年ぶりの東京開催。日本武道館で8月25日-9月1日に行われる。日本勢は29日に帰国予定。

 金メダルを首にさげた一二三は、女子52キロ級で初出場優勝した妹の詩(うた、18)=兵庫・夙川学院高=との一緒の取材対応に「なんだか恥ずかしい」と苦笑い。それでも喜びの声はほどほどに、今後の野望と東京五輪への思いを語った。

 「自分自身2連覇できて、兄妹優勝もできてよかった。東京五輪にまた一歩、近づけたかな」

 世界の強豪に警戒されながらも、担ぎ技を武器にして2連覇を達成。前日27日の男女混合団体はサポート役に回り、スタンドから見守った。東京五輪では団体要員はなく、個人戦メンバーのみで構成される。出場となれば阿部は1階級上の73キロ級となる。普段から自分よりも階級が上の選手と稽古をする王者は「試合に出たいなと思った。(73キロ級でも)仕上げられれば」と出場に意欲をのぞかせた。

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