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秋田県仙北市に拠点を置く劇団「わらび座」は11日、秋田犬を題材にするミュージカルを来年10-12月に上演、原作および脚本を公募すると発表した。山川龍巳社長は「かわいいだけではない、新しい切り口でミュージカル化することで県内外にPRし、新人脚本家の育成も行いたい」と話している。最優秀賞には賞金30万円が贈呈される。
作品は小学生から大人までが楽しめる内容で、70分ほどの上演時間を想定。会見に同席した大館市の福原淳嗣市長は「秋田犬は忠誠心が強く、人との絆が文明の根幹にある。見る人の知的好奇心に堪えうる物語になれば」と期待した。
わらび座は秋田の歴史・人物を題材とした作品を上演しており、一昨年から今年にかけては、秋田市出身の歌手、東海林太郎のミュージカルを上演した。
今回の作品はあきた芸術村(仙北市)の、わらび座の小劇場(150人定員)で上演予定。応募は未発表作品に限り、原作のある作品の脚色は不可。著作権は作者に帰属。受賞作の上演権は来年1月から3年間、わらび座に帰属する。申し込みは12月31日消印有効。問い合わせはわらび座((電)0187・44・3975)へ。